スレ主 2022-10-11 10:07:36 |
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【洋館/1F 南側通路付近/エディー・ドンブラウスキー、???×8(更に廊下の窓より侵入中)、巴マミ】
―こういう状況に於いて迷いは即座に死に直結する、迷っている間に起き上がった動く死体の一体が開きっ放しの口蓋を、歯を剥き出しにして巻き髪の少女(マミ)に喰らいつこうとする。それを(マジカル・マスケット)の銃床で殴り付ける形で払い除けている間に、大太刀遣いの銀髪の女性(シズナ)が―あろうことか“二人”に文字通り(分身)して一気に距離を詰めて寸分の狂い無く同期した大太刀の一撃を窓から侵入り込む(動く死体)に浴びせて血飛沫を伴って斬ち伏せてゆく。
マミ「(心※―分身!?――まるで佐倉さんの魔法みたい…いいえ、今はそんな事より)、助けて頂いて感謝します。…もう、大丈夫。」
少女は覚悟を決めた様に改めて(マジカル・マスケット)を構え直し
結果として異邦の魔法少女と銀髪の女剣聖は侵入する死体の群れの真ん中で背中合わせで戦う事になる――
生気の無い老若男女の白濁した意思や感情の無い無気味な視線が二人に集中する。
一方
エディー「わっ分かった…」
小太りの青年はこの場に於ける歴戦の猟兵でもある彼女(シズナ)の的確な判断と指示におどおどしながらもリボルバーを壁に背をもたたまま構えて――少女(マミ)から出来るだけ離れた位置の(動く死体)を狙って引き金を引く。
DON!
一発、大きく外れて天井に当たる
DON!
二発、動く死体の一体の胸を射抜いて穴を空ける。
DON!
三発、漸く一体の頭を撃ち抜いて(動かない死体)に戻す。
カチッ!
空撃ちの音――装填分は撃ち尽くしたらしい…
―――
―戦う二人(シズナ、マミ)の位置からなら確認出来るが、相変わらず酷い豪雨と雷の暗い闇夜の(洋館)の外側――稲光に照らされて一瞬、恐ろしい数の(動く死体)の群れがゆっくり、ゆっくりと緩慢に(洋館)に歩いて近付いて来るのが見えるかもしれない。
即ち物量的な彼我の差は絶望的という事になる。
≫シズナ
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