スレ主 2022-10-11 10:07:36 |
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【洋館/1F 中庭~管理小屋/エディー・ドンブラウスキー、巴マミ】
マミ「…理想に溺れる気が無くとも、全て掬い上げられなくとも、出来るだけの事はしたいわ――甘いと思うかもしれないけど、私が(魔法少女)になって――私が私で在る為に目指したモノだから…」
この無作為に放り込まれた不条理な生存競争めいた悪夢の中で、消耗しきって己の意志に身体がついていけなくなっても、手を差し伸ばせる範囲の助けを求める誰かを救いたい。
彼女(シズナ)の言う通り"全てを救えるとは限らない"それにその個人個人の腹の内だって分かったモノでは無い、この場に居る彼女(シズナ)や彼(エディー)でさえ…大きなリスクが伴う物だ。
とりわけ自分達の身すら危ういこの状況では――しかしそれでも…単純に諦め切れる話でも無い。
―しかしやや感情的に思い詰める巻き髪の少女(マミ)と異なり、言い放った本人である女剣聖(シズナ)は、変な事を言って悪かったと軽く謝ると直ぐに切り替えて次にどう動くかの選択肢を提示する。
鉄火場の地獄を幾度も見て潜り抜けて来た歴戦の猟兵故に――この辺は踏んだ場数の違いなのかも知れない。
マミ「いいえ、寧ろごめんなさい。――変な気を遣わせてしまって……今の処、食糧や安全そうな場所の確保を優先してたけれど…やっぱりあの子(アデレ)の事も気掛かりね。それにまだ私達はこの建物(洋館)の全体像まで把握している訳じゃ無いから―探索も兼て先ずはアデレさんを探しましょう。」
探す当てがあるのか?という疑問もあるが
マミ「アデレさんが移動する前に、彼女が使ってた機械(陸戦ストライカーユニット)に細工をしておいたの…蜘蛛の糸より細い(リボン)を仕込んだのよ。」
それを辿って行けば必然的に彼女(アデレ)とぶつかる形になる、という訳らしい。
説明する巻き髪の少女を余所に、温めて半分ほど食べかけのピザをピザボックスに入れたまま抱えて、移動する際の食糧として持っていく気満々の小太りの青年(エディー)の様子も見える。
≫シズナ
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