スレ主 2022-10-11 10:07:36 |
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【洋館/1F 中庭~管理小屋/エディー・ドンブラウスキー、巴マミ、アデレ・ゲルトルイダ(陸戦ストライカーユニット着装→解装)】
マミ「この"次元"にあってはならないモノ…居る筈が無い存在――在る筈の無いモノ…ね。」
感じ方も人それぞれ…"幽世(かくりよ)の気配"と彼女(シズナ)のいた世界に於けるある種のオカルトめいた概念―その呼称の一つを口にする。そう呼ばれる領域とも空間ともつかない場所では不可思議で得体の知れない超常現象の類が起こり得ると…
半分以上都市伝説とかその辺に足を突っ込んでいる…そもそもそういう非日常側の存在であろう己(魔法少女)がそう思うのだから何だか奇妙にも思えてしまうが――現に実際に起きて自分達に牙を剥いているのだから認めざる得ない。
だがこの悪夢めいた現実感に乏しい状況にはまだまだ不慣れである。
マミ「シズナさん、今はゆっくり休んで……確かに此処(中庭)へ来てからは(そういう存在)に出くわして無いけれど――それはそれで不自然ね。」
アデレ「正確には“元軍人”だね。今はしがないPMSCs(民間軍事会社)所属の傭兵みたいなモンさ。――調子が戻ったらアンタとは是非(手合せ)願いたい位だけど、今は安静にしてなよサムライねーさん(シズナ)…しっかしノイズが酷いね。事前の規定周波数にだーれもヒットしないなんて…!?」
入り口で歩哨を続けるアフリカンな陸戦ウィッチ(アデレ)はそんな言葉を口にしながらヘッドセットと無線機に何やら反応があるのを確認して聴き取ろうと調整している。
一方
エディー「ガツガツムシャムシャ…」
マミ「まぁ…ピザね、でもエディーさん、幾らお腹が空いてるからって不用心過ぎないかしら?」
冷蔵庫を漁っていた小太りの青年(エディー)が何やら貪っているのに気付いた巻き髪の少女(マミ)は其方を見遣って…こんな得体の知れない場所の冷蔵庫に入っていた凍て付いたぺパロニピザを平気で食べている彼(エディー)に内心驚きながらも呆れてつつも…
一先ず落ち着いたら、女剣聖(シズナ)が先程(洋館)各場所で存在を感じたという(他の人達)の探索や救助も考えなきゃね。と考えながら――ふと小屋の窓から外を見遣る…
マミ「…………!!」
其処で彼女は目にしてしまった、闇の中、中庭の広大な敷地の中で大勢の幽霊染みた(ナニカの影)が立ち尽くしてまるでそういう置物の様に此方…小屋側をジッと見ているという光景を…
生気も感情も感じられない無機質な幾多の視線…ソレが何を意味するのかはまだ分からない。
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