スレ主 2022-10-11 10:07:36 |
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【洋館/1F 中庭~管理小屋/エディー・ドンブラウスキー、巴マミ、アデレ・ゲルトルイダ(陸戦ストライカーユニット着装→解装)】
マミ「"不思議な因果律"…私も詳しくは分からないけれど、この奇妙な感じ、(魔獣)の瘴気が充満したテリトリーに近しいモノを感じるわ。」
エディー「(魔獣)?」
マミ「ええ、私たち(魔法少女)が狩っている人に害を成す負の存在。」
雨が降りしきる中、無機質な程に咲き誇る不吉なクロユリの中を先程までのに戦闘で消耗した者同士ながら少なくとも(大業)は出していない分、他者を気遣える余力のある巻き髪の少女(マミ)は管理小屋の入り口前でコンバットショットガンを構えて外を警戒している陸戦ウィッチに背後を任せて小屋に入る。
マミ「これで一息つけるといいのだけれど、お疲れ様シズナさん。そうね、最悪それなりの時間此処で過ごすのなら、食べ物や水はどうにかしないといけないわ。余り他人のモノを勝手に借用したくはないけれど。」
そう言いながら肩を貸していた彼女(シズナ)をそっとベッドに横たえさせつつ
アデレ「歩哨はアタシがやっておくよ。此処からでも見張りながら話は出来る距離だしね。にしてもこれからどうしたモノだか…無線は相変わらず繋がらないし…」
エディー「…冷蔵庫がある。」
マミ「まだ動いてるなんて、中身は確認してみる必要があるわね。」
エディー「見てみるよ。」
部屋を見渡して非常事態ながら他人様のモノを使うのに抵抗や申し訳無さを感じているらしき巻き髪の少女(マミ)と、対照的にノリノリでガサゴソと冷蔵庫を漁り始める青年(エディー)
陸戦ウィッチの少女(アデレ)は降りしきる雨と、広い中庭の闇を油断無く監視し続けている。
≫シズナ
【洋館/大食堂2/ベンジャミン・サイクス、梓家始季】
サイクス「なら頼むぜ、映画みたいに(此処は任せて逃げろ!)なんてベタな真似はそうそうしなくて良いからな。ーーお前たちみたいな特別な(力)が使える訳じゃないがオレだって腕っぷしにはそれなりに自信があるからよ。」
紗龍の真面目な言葉に分かってるさと頷きながらも、赤モヒカンの囚人は遠慮せずに頼れる時はオレにも頼れと暗に本人的に示しているらしい。
サイクス「こういうの(魔法)は門外漢だが、スズナのも充分大した出来だと思うがな?ーーその幼馴染ってのは相当器用なんだな。」
文字通りの(氷の城)を築き上げた水色髪の魔導士の少女(スズナ)に赤モヒカンはそう意外そうに言って
サイクス「それじゃ嬢ちゃんどころか婆様も良い処だな…っておい、大丈夫か!?酷い傷だぞ。」
ジャガッ!
チャッ!
先程の(動く死体)の攻撃を受けていた人形な彼女(リリィ)の肩の傷に同じく気づいた赤モヒカンは傷の具合を見ようと心配気にリリィに近付くが、粗方の(動く死体)を始末したあの傭兵めいた東洋人の女(始季)が無言でリリィにAKコピーのアサルトライフルの冷たい銃口をピタリと向け、反射的に赤モヒカンも拳銃を女に向ける。
サイクス「!ッ…どういうつもりだ?」
始季「………不確定要素は排除すべきでは?」
(動く死体)を退け、バリケードと(氷の城)で封鎖した後の束の間の平穏は意外な形で再び破られ緊迫状態になる。
≫紗龍 、スズナ、デイジー&リリィ
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