預言者 2022-09-28 18:29:55 |
通報 |
>>20 瑠璃様
(/了承致しました!こちらでプロフィールの変更と登録を行いましたので、御用があればお呼び出しください。また、他の参加者様がお集まりになるまでしばしおまたせしてしまうかと存じますので、瑠璃様宛てにNPCをご用意致しました。物語が開幕するまでの間、よろしければ彼女の問をお楽しみください。)
(森の奥深く:年老いた女性)
はぁ…
(二十五年前の大災害からこの老耄が生き残ってしまったのは、何の神のはからいか。因果の理など分かりはしないが、あちこちが軋む体はもう幾許の命もないことを意味している。それでも歩を進めるのは、この生に意味を見出したかったから。老体に鞭打ちながら、何処かに出現したと噂されている「真実の神」を探していて。秋の始まりを意味する冷えた朝の空気の中、吐いた白い息に気を取られると同時、木の根の瘤に枯れ枝のような足が引っかかる。「──ッ、」衰えた身体がとっさに受け身を取れるはずもなく、年甲斐もなく滲む涙と共に、片手に握りしめていた紙片が投げ出されて。彼女の生がその転倒を供に震える様は、滑稽に映るかもしれない。傍らで土くれに塗れた紙切れには、こう書いてあるだろう)
『真実の神様、わたしの息子は、生きていますか?』
トピック検索 |