匿名さん 2022-09-13 22:47:42 |
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あっ、それ酸っぱ辛いんよ~。律くん平気?( 彼の指差す先を見れば、確かに兄がよく口にしているメニューで。マスタードとチリソースがかかったそれは子ども舌の自分の口には合わず、以前分けてもらった時のことを思い返せばへにゃりと眉を下げて気遣わしげに視線投げ。自分はというと助言に従って思うままに気になるメニューを数個注文し、触れる手と手の小指同士をさりげなく絡めては隣の彼へと屈託のない笑みを向けて )じゃあ~……これとこれと、あとこれ! 律くんも食べるの手伝ってなっ。
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おれも好きだよ。璃音のぜんぶが好き。( 惚れ込んだ綺麗な声で想いを告げられれば、それが何度目であろうとも色褪せない多幸感が胸を満たし。すかさず同じだけの気持ちを声にすると、後頭部に添えたままの手で彼女の頭を自分の顔の方へと寄せるようにやんわりと押し。力任せにはせず促すだけに留めれば、あとは彼女の意思に委ねるように薄い微笑を湛えてその時を待って )
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