匿名さん 2022-09-06 09:49:48 |
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た、確かに私も、このクッキーの作り方をシーリカ様に聞いていたからこそ今回作れたわけで………な、なるほどですわ!
私の髪……って、そ、それではセシル様の仰る植え方ですと、お互いの色が並ぶ事になりますわよ!?こんな広いお庭でそれをやってしまうと、バカップルアピールの規模が凄まじいことになってしまいますわ!
( 彼の示す的確としか言えない例えを聞き、目の前のクッキーに視線を落としながら納得の笑顔を見せて。実のところ、たかがクッキーと伝説級の青い薔薇では、いくら作りやすいと言われてもその工程に天と地ほどの差があるわけで。伝説と呼ばれる所以が崩れる瞬間を目の当たりにしたようなものなのだが本人はそこまで深く考えておらず。相手が赤い薔薇を好きだという理由に、嬉しさ半分照れ半分、といった表情で頬を染めて。しかしその理由だと、自分が青の薔薇が好きな理由も相まって城中…場合によっては世間、国に対する大規模なバカップル宣言ではないか。まだ王も王妃も健在の中、中庭とはいえ城の一角であることに変わりはない。そんな場所を息子夫婦の仲良しアピールに使って良いものかと慌て )
お気遣いいただいてありがとうございますわ!
セシル様はサプライズされるのがお好きですのね!では私、セシル様が忘れられた頃を見計らってまたお菓子をお作りさせていただきますわ!
…そういえばそうでしたわ!私たちの結婚式ような演出をご相談されたり……。つまり私がウェディングプランナーのような働きをすれば、自ずとそれが内政チートになるんですのね!
( 彼からの優しい気遣いににっこりと微笑み。王太子妃だからと常に暇なわけでは無い。仕事の量は相手程では無いにしろ、こちらはこちらでやるべき事がそれなりにあるものだ。それを理解している彼の言葉を違う方向から受け取り、ふふんと得意気に宣言を。しかし先に言葉にしたことで、果たしてサプライズとして機能するかどうかは不安しか残らないところではあるが。そして彼の言うとおり、確かに最近は手紙の量が増えている。それも噂か何かで聞いたのであろう、式に参加していたご令嬢たちだけでは無かったりする。その現状がまさに『内政チート』だと、指摘される事で目を輝かせ。知らず知らずのうちに目標に向かってたという事実から前世の言葉が盛り盛りではあるが、キラキラとやる気に満ち溢れた表情で )
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