匿名さん 2022-09-06 09:49:48 |
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ええ、お任せください!一流の王太子妃としてセシル様のお隣に胸を張って立てるよう、全力で精進いたしますわ!
( 彼の顔に笑顔が戻ったと分かると、安心したかのようにこちらも笑顔になり、胸に手を当て高らかに且つ力強く自らの未来を誓い。それが相手の巧妙な誘導により、更には望まれていたもの以上の言質を取られていることなど気付くはずも無く。これより先、自分がどんな目に遭う…もとい、どんな修行を課されるもしくは自分に課すべきかと考えを巡らせて。いつぞやのダイエットのように、やると決めた以上は目標を達成するまでやり通すのが信条。その結果がどうなるかは、きっと彼のみがうっすらと予想していることだろう。そうこうしているうちに、メイド達によってすでにお茶の用意が万端に整えられた中庭が見えてきて。手入れの行き届いた広々とした庭、その花達が一際美しく望める場所に小ぶりなテーブルが用意されており。眼前に広がる景色に目を輝かせて感動するも、元来のおやつ好きが少しだけ勝ったようでいそいそと席に近付き )
──まあっ…!見てくださいませ、本当にお花が綺麗ですわ!お天気も良くてとても気持ちいいですし……セシル様、早くお茶にいたしましょう!
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