匿名さん 2022-08-22 14:39:33 |
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嗚呼、中々だな。
(相変わらず河住の料理は美味しい。だが河住本人も近くにいるんだ。素直な言葉を言えるわけない。様子を伺う彼に淡々と返事を返せば未だ手をつけていなかったパンを手に取りそれを口につける。
..ヴ、さすが御狐神くんだ。動揺していると言いながら、『動揺』という言葉に全く似合わない単語を立て続けにすらすら話している。慣れないことはするもんじゃないな。僕の駆け引きじみた強がりなど彼には直ぐバレてしまう。こうなることは最初から薄々分かっていた。仕方ない。予定通りさっきの言葉は冗談だと言って大人しく締めくくろう。
口を開こうとしたその時、彼が述べた追加の一言に動揺せずには居られなかった。)
みけっ.....?!?! い、いらん、そんなもの!! 君は特別そんなことを言わなくても普段から愛の言葉を僕に囁いてるじゃないか! 僕はもう君の愛情に聞き飽きている。結構だ!
(後ほどってなんだ。2人きりになるだけで不整脈が発動する僕に愛の言葉をかけるなんて、そんなの追い討ちをかけているだけじゃないか! 絶対だめだ!耐えられない!
まくし立てるように早口で述べた後、直ぐに食事へと視線を戻し。彼の返事など待たずに黙々とパン、スクランブルエッグ、サラダ、コーンスープと食べ続け。食べるスピードも上がり。
というかなぜ今日に限ってラウンジに御狐神くんと僕の2人きりなんだ! 気まずい!!)
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