匿名さん 2022-08-21 15:03:38 |
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(静かに双眸を開くと、筆を手に取って羊皮紙の上に色を乗せてゆく。今はまだ瞼の裏にしかない風景を緻密に写し取れば、温かみのある四角形の中には魔法陣の見せた夢幻の森が着々と描き出されて。発熱した日から主人の自室で過ごすようになって暫く、なるべく安静にしていようと日の昇っているうちは机で羊皮紙に向かい、日が落ちるとベッドに潜る生活を送ったおかげで絵は早くも完成目前。悪夢に魘された夜の翌朝すぐに譲り受けた〝廃棄物〟を部屋へと運び込み、忘れてしまう前に記憶を書き留めんとして筆記用具を広げたこの行為を、始終照らし続けた太陽はどう見るだろうか。ふと面を上げ、その眩しさに目を眇めると、白い鳥の群れが窓の外を横切ってゆくのが視界に入る。ほぼ毎朝定刻に舞い戻る紙鳥達を合図に朝食の時間を知れば、すぐさま描画を切り上げて筆記用具と左手の指輪の触れ合う音だけを微かに響かせながら一式を片付け。熱は平均をやや下回る元の体温まで落ち着き、主人から安静を言い渡された日数も既に経過したはず。隅に寄せた画材と机上に移した魔石、そして自身の存在以外は最初に訪れた時と変わらぬ魔術師の居室を退室時にちらりと振り返れば、今度こそは寝台を返還しようと密かな決心を抱きつつダイニングへと続く廊下を進んで)
(/深夜イベント、ありがとうございました……!ミシェルに対して、巧みに話を聞き出したり魔術で頭の中を覗いてしまったりではなく、幸せな夢で上塗りというのが不器用ながら優しいリヴィオ様らしくてとても解釈一致でした……。また、常日頃もしかしたら此方ばかり楽しませていただいているのではないかと杞憂しておりましたので、主様の温かなお言葉に安堵いたしました。私もとても楽しかったです!
場面転換につきまして、ご提案くださった展開で異論ありません。ミシェルはあとは眠るのみでしたので一足先に数日後の朝へと飛ばしておりますが、主様の考えておられた状況設定にそぐわないようでしたら此方のロルはある程度無視または否定していただいて構いませんので……!二人が共に朝食を取る光景、そしてロルにありましたリヴィオ様のお師匠様のお話や、人外の客人のお話も楽しみにしております。最後に、ミシェルがロル中で気にしていた点を返答のロルで補足くださりありがとうございました。毎度毎度本当にお心遣い痛み入ります……。)
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