匿名さん 2022-08-21 15:03:38 |
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……はいはい、おやすみ。――はぁ。……人形染みた気味の悪いガキと思えば、たまに……、……厄介な。
(こくこくと小さな喉仏の忙しない動きを視界の端に捉えつつ、何か気の利いた言葉をかける事もなければ、その内実へ深く踏み入る事もしない。さりとて先程投げ掛けた台詞ほど退席を急かす事はなく、平生の仏頂面を貫いては明後日の方向を向いて再度頬杖を付き。一概に居心地が良いとも悪いとも評しづらい静かな時の中、ただ儚げな月明かりだけが自分達の奇妙な縁を穏やかに包み込むだろうか。やがて相手が席を立ったなら、依然としてそちらへ一瞥をくれる事もなく、机上の本を形ばかり手に取り深夜の挨拶を律儀に返す程度。不服げな皮肉や嫌味の一つも飛び出す事なく淡白に済ませたのは、先の信じ難い光景に未だ本調子を取り戻せていない為でもあり。それが証拠に相手の気配が完全に室内からも廊下からも消え失せると、机上へ半ば脱力するように顔を伏せ、溜息混じりの苦悩が口から漏れて。まったく、魔術以外の事柄にここまで脳のリソースを割かされるなど、不測の事態にも程がある。一方で彼の不調が他者の害意に起因する物でないと早々に判明したとはいえ、何か魔除け程度は渡しておくべきだろうと、日中の内に昔の愛用品を引っ張り出しておいて幸いだった――などと並行して思考してしまう辺り、相当に侵食されている。夜空へ浮かぶ爪先のような細い月を睥睨する眼差しを一度閉じると、億劫げな仕草で席を立ち。机上の書籍類を丁寧に片付けてから、同居人にあてがった本来の部屋……各地を放浪中の恩師や、人の理を外れた者を含む稀な客人の来訪を想定した客室へと靴先を向けて。相手の居場所を間違っても此処へ定めない為に本格的な寝台までは用意していないが、その代替として恐らく使用していることだろう広めのソファーを目指すだろうか)
(/背後より失礼いたします。この度は深夜イベントの遂行ありがとうございました……!過去話とまではいくことが出来ず大変申し訳なかったですが、深夜の少しばかり日常とは異なる不思議な雰囲気で友好を育む事が叶いとても楽しかったです。ミシェル様の正に大天使が如き微笑やら悪夢に苛まれる可哀そ可愛い様やら、いつもながら眼福でした……ありがとうございました!
この後は特に貴方様の方で何も無ければ場面転換を挟もうかと思いますが、展開は如何いたしましょうか?一応提供としてはミシェル様の健康面を危惧し、今回のイベント以降栄養指導を行うべく食事を共にするようになるかと思われますので、数日後の完治した頃合の朝方、同じ卓で朝食を取る二人で〆くらいが良いのかなとぼんやり構想しております。ただ別段拘りがある訳でもないため、何か他に考えられている案等がありましたらなんなりと仰っていただけますと幸いです!)
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