匿名さん 2022-08-21 15:03:38 |
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……、これは転移術式が組み込まれた魔道具だ。魔力を流し、規定の順序で下の魔石を灯せば……丁度良い、その杖で魔力を送り込んでみろ。
(こういった昔の名残りのような正装など予備の一着しか保有していない為に、相応の外套の用意すらなく着慣れたローブで代用という少々不釣り合いな組み合わせだが、相手には少々異なる感慨を齎したらしい。よもや事ここに及び新たな魔道具の出現に腰が引けた訳でもあるまいに、今更何をと若干の勘違いのもと自身の杖で少し下の位置にある頭部を軽く小突き、当初の応対を思わせる頬の強ばりを解そうと試みた後。気を取り直したように扉へ手を添わせ相手向けの講釈を舌に乗せかけた所で、ふと一度緩りと瞬いた金の双眸を今し方贈ったばかりの杖へと差し向けて。手製である杖の試運転も兼ね、一歩その場を退く事でドア前の空間を彼に譲ると、適性はともかくとしてすっかり板に付きつつある教師としての顔を覗かせ。相手が己の指示に従ったのなら、ドア飾りの下部にてささやかに揺れる魔石は順繰りにその身へ小さな焔を灯していき、全てが色付く頃には扉全体へ植物のような形状の奇怪な枝が音もなく伝い、天井までをも覆ったのを合図に鎖された扉は自ずから開かれることだろう。墨を垂らしたかの如く漆黒に渦巻き一寸の先も伺えぬ未知なる入口へ、自身の目線のみでの促しに相手が従ったのであれば、暗所を突き出でた靴底に拾う感触は慣れ親しんだ木製のそれではなく砂場のようなザラつきであり、実際に周りの景色は住処から馬車でも数日はかかるだろう大きな街の路地裏にある一角の筈で)
――意識を杖に同調させろ。指先から杖の先端へ向かうように魔力を通した後、目の前の魔石へ不可視の手で触れるイメージを構築する。魔石は此方から向かって左上から下へ、反時計回りに……。
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また、こちらこそ今年も大変お世話になりました。昨年は微かに伺える情緒の芽生えや薄幸少年振りに大層悶え、今年は基礎的な信頼関係の構築と徐々に豊かさを増しつつある感情表現や巧みな心理描写により一層リアルタイムでミシェル様の成長が感じられ、とても充実した一年を過ごさせていただきました!来年も是非ミシェル様の内面だけでなく魔術面でのご成長や、提供との関係性のより良い進展を拝見させていただけますと幸甚です。何かと不出来な背後ではございますが、来年もよろしくお願いいたします!
迷子イベントに関しましては実に完璧かつ理想的な流れだと思いますので、そちらの案でお願いします……!ちなみにミシェル様救出には今の所ぼやっと二案が浮かんでおりまして、普通に提供が助けに行くのと、当時オニキスの指輪を身に付けていた頃の提供の残留思念が元々指輪に幾らか宿っており、ミシェル様の規格外な魔力に当てられて敵の術中というのもありうんたらかんたら(適当)により心身共に十四歳の提供が一時的に実体化し、帰還の手助けを行うのではどちらがご都合が宜しいですか?※一部蹴り、割愛可)
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