匿名さん 2022-08-21 15:03:38 |
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(主人の魔鏡に対する執心振りは、この住居で初めて迎えた朝の取り乱し方や欠かさず送り出された紙鳥達の存在から推して知るべしだろう。探し求めたその所在が判明したというのに不自然な程平静な背姿に一度は小さく首を傾げるものの、真にそうであるなら聞こえるはずのない音が目先で響くと先の振る舞いはポーズなのだとすぐに悟り。自身の事に構っている暇など無いのでは、という懸念はおろおろと伸ばしかけた手と共に猛禽類を思わせる金眼によって引っ込めざるを得なくなるけれど、代わりに朝食も支度も可及的速やかに済ませては彼の自室の入り口横に立って扉が開くのを静かに待ち。やがて現れたその人は厳粛な面差しこそ平生通りながら、見慣れぬ衣服を身に纏い、さながら何処ぞどこの貴族といった風体で。歩みに従いつつ、飾り気のないバンドカラーシャツに毛糸のベスト、その上にケープコートという、防寒と動きやすさの観点しか持たぬ己の装いと好対照をなす上品な装飾を物珍しげに盗み見ていれば、連れられた先が外の森へと通じる扉ではないと心付いたのは問い掛けのあった後。ひとたび迷えば元の場所まで戻るのにかなりの労力を要する空間の構造上、無闇な探索は自重していたため認知すらしていなかった異質なそれに目を向けると、高貴に映る相手に心なしか緊張したように、あるいは多少見掛けが変わっただけであるにも関わらず別人と対峙しているかのように、慎重な頷きで答えて)
(/こちらこそ期限間近の返信となってしまい申し訳ございません……!年末年始は少々ばたつきますのでまた期限の延長をお願いすることがあるやもしれませんが、何卒ご容赦ください……。そして少し早いですが、今年も大変お世話になりました。去年はリヴィオ様の不器用な優しさに背後が悶えるばかりでしたが、今年は関係性の進展やら魔術の世界と共に物語が広がってゆく兆しやらが窺え、胸が高鳴りっぱなしの交流を楽しませていただきました!
お言葉に甘えて割愛させていただいた上、幻惑のきっかけについてのみ失礼いたします。迷い子イベントがリヴィオ様のミシェルを領主の館へ伴わせる判断材料となり得るかもしれませんので、発生のタイミングは情報屋から話を聞く最中で異論ありません。その折に購入品の整理(という名の暇つぶし)でもしておくようにと命じられるか自発的にかで荷物を覗いたところ、リヴィオ様に買っていただいた品物を落とした・盗られたことに気付いて黙って探しに出てしまう……という流れを想定しておりますが、如何でしょうか? また割愛部分は全て了承と取っていただけますと幸いです……!)
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