匿名さん 2022-08-21 15:03:38 |
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…………、はい……。
(視界が暗闇に閉ざされる直前、声に振り返った先で青緑の瞳が捉えたのは切迫した表情と此方へと伸ばされる指先。次の瞬間、突如として吹き荒れた凄まじい暴風雪に分陰の窒息感と肢体が千々に裂かれる予感を覚えるも、どうやら横方向へと強く引き寄せる手によって九死に一生を得たらしい。背が床に叩き付けられる感触と共に目路が黒一色で埋め尽くされれば、眩むような閃光と耳を劈く轟音、天変地異でも起きたかの如き衝撃に何が何だか分からず眼を見開いたまま必死に息を殺し。程無くしてそれらが勢いを失い鳴りを潜めると、脅威の去った室内は今し方の鳴動によって聴覚を喪失したのかと錯覚する程に静まり返り、凍てつく冷気は薄い皮膚に軽度の痺れを生じさせる。恐る恐ると吐き出した気霜も覆い被さる漆黒に呑み込まれては、この部屋で唯一温度を持つそのローブがゆらりと身を起こし、未だ放心する己の上に幾度となく声を降らせ。久方振りに他者から呼び掛けられる連音が自身の名だと心付いたのは既に数回応答の機会を逸失した後で、意識の膜を突き破って清澄な呼声が耳に届けば、上方の金眼へと視線を定めて呆けた声音ながらも確かに無事を伝え。それから殆ど感覚の無い両腕でようやっと上体を立てたなら、開けた目前に映るのは先程まで見回していた地下室とはあまりにかけ離れた光景。血こそ流れないとはいえ破壊の限りを尽くされた見るも無残な惨状に、慄いて鋭く吸い込んだ空気が肺に冷たく、底冷えするような寒気に襲われる。脳の処理能力を上回る速度で巻き起こったこの一連の災禍について、因果関係は掴めずとも自身の行動がこれを惹起した自覚は薄らとあり。いよいよ過多の情報と情動に手が付けられなくなっては、縋り付くような双眸を相手へと向け、今にも泣き出しそうな顔で呻くように声を洩らして)
…………ぁ…………。
(/いつもながらお優しいお言葉をありがとうございます……。暴発の描写や魔法適性についても問題ないとのことで、安堵いたしました!毎回主様の創られる世界観に胸を躍らせながら筆を執らせていただいております。特に今回はミシェルの身が危険に晒されて咄嗟に名前を呼ばれるという自得すぎる展開に暫く興奮さめやらぬ状態で、その辺を転げ回っておりました……。ファンタジーというジャンル自体が不慣れ故、ご迷惑をお掛けする場面やご期待に添えない場面もあるかと思いますが、愚息共々、リヴィオ様と主様に学ばせていただきますので都度ご指摘くだされば幸いです……!
また質問に対するご回答もありがとうございます。各語のニュアンスについて把握いたしました!それではお言葉に甘えてある程度は自由に創作させていただきますが、ご想定と相違する部分がございましたら訂正しますのでご遠慮なくお申し付けください。蹴り可とのご配慮をいただいたにも関わらず長々と失礼いたしました。引き続き何卒よろしくお願いいたします……!※蹴り可)
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