おい、風邪をひくぞ。 (相手と関わっていると必ず厄介なことに巻き込まれると解っているはずなのに、幼気な寝顔が理由無しに放っておけなくてベンチの隣に座り、話しかけてしまった。発せられた声は病院で患者の子どもに接するかのような、実に穏やかなもの。そうは言っておきながら、バグスターは風邪をひかないのではないかと後々思ったが)