常連さん 2022-08-07 20:04:10 |
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ナワーブ:
(彼の姿を上から下までざっと目視して言葉通りに無事であることを確かめれば、抜き身のままだったナイフに彼の目線が行ったことに気が付き。ナイフの切っ先を地に向けて自身の肩口あたりの高さまで掲げれば、平然とした声音で逸れてからの経緯を伝えて。狼狽が顕著に出てしまうほど心配をしてくれていることになんだかむず痒い気持ちになりつつも彼を落ち着かせるために傷一つないことを正直に伝えれば、敵兵の気配も今のところは感じられないので一先ずナイフを鞘に収め。代わりに他の仲間の気配も察知できないほどに途方もなく広がる緑一面の景色をぐるりと見渡しつつ、僅かに眉根を寄せて辟易としたような声音で呟き)
いや、深追いしてきた敵兵と交戦しただけだ。練度も低かったし負傷はしていないからそう心配しなくていい、お前も無事でよかった。…日が出ているとはいえ森だ、他の仲間との合流には骨が折れそうだな。
トーリカ:
(唐突に背後から掛けられる声にびくりと肩を跳ねさせて振り返れば、手を伸ばせば届きそうなほどの至近距離に異様な容貌の男性がいつの間にか立っていて。写真を直接切り取ったかのようなモノクロの配色とひび割れのような黒線が全身に刻まれているその姿、そして今はまだ己に向けられてはいないサーベルに彼がハンターであるのだと直感で察知し。サーベルにどうしても行きがちになる視線を無理矢理持ち上げて彼を見上げれば、人の私物に不躾に触れたことへまずは謝罪を。その後に、己の胸に片手を当てれば素性を素直に明かして。彼が得物を下ろしている以上こちらも友好的に振る舞いはするが、片足は一歩引いていつでも逃げられる準備は整えて相手の出方を窺い)
びっ…くりした。ごめんなさい、病院に写真機があることが不思議でつい触ってしまったの。私はトーリカ、昨日荘園に訪れた彫金師よ。
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