常連さん 2022-08-04 22:21:56 |
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さて 、 ... 如何しようか 。( 彼女を見送った所で如何した物かと口元に手を当てて考える仕草を取った。 眼が見える様になったのだから此方の事は忘れてくれても良かったのだが ...かなり真剣に探されている様で胸が痛む。彼女も今より幼い時だった筈 、覚えている事も少ないだろうに...。と思案しては小さく細い溜息をついた。仕方ない 、と眼を瞑った。 ふわりふわりと翼から羽根を浮かせては身を其れに任せ、 余り最近使っていなかった小さな梟の姿に変わり。... 彼女の牢屋を探すとしようか。 彼女が向かっていった方面に明らかに怪しい鉄柵を見付けては軽い身のこなしで擦り抜け 、掛かっていた鍵を口に咥えては酒を呑み五月蝿く騒ぐ貴族等の視界に入らない様に集中しながら牢屋への重々しい扉に時間を掛けて侵入し 、扉を閉めては邪魔をされない様に器用に嘴を使って鍵を閉めた。 )
... ホウ 、( 薄暗く余り見えないが 、眼が慣れてきた所で彼女の姿を発見。 てとてとと爪の音を浅く立てながら彼女に近づいては小さく一泣きする。 こんな所に住んでいるのかい 、お嬢さんは 。とは言葉にならない物の、 人間の姿と変わらない翡翠色の大きな瞳で彼女を見詰めた。 )
(( 了解致しました!
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