さすらいの旅人さん 2022-08-02 18:53:14 |
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ご返信ありがとうございます。長くなりましたが、pfが完成しましたのでお目通しください。
簡潔にまとめると、「 強くあろうと邁進し、実際強さを手に入れたエリート 」「 味方のことは庇護するが、敵に対しては容赦なく好戦的、血筋と才能に恵まれた孤独な才女 」「 背中を預けあえる相手を心の何処かで求めていながら、大切な存在=自分の弱みを作ることを恐れてもいる娘 」といった人物像です。
簡易版より細部が変わった部分もありますが、変更してほしい箇所などは気軽にご相談ください。家庭事情や経済力、本部との険悪な関係などは、ジル個人の人物像を掘り下げる為というより、護衛との物語で都合よく活かせる材料になればと考えております。
ジル/ジルベルト・ダウエル : 19歳
容貌 : 背中まで届く、白金の真っ直ぐなワンレングス。瞳はヒスイ色、猫に似てやや釣り目がち。幼い頃から実年齢より5歳ほど上に見られるほど、凛と大人びた顔つき。154cmと小柄、スタイルは良いが起伏に乏しい。しかし「 強靭な精神は強靭な肉体に宿る 」として護身術を習っていたため、撓やかな筋肉が薄らと窺える。長い睫毛に鼻筋の通った小顔、しみひとつない白い首筋やすらりとした手足と、所謂美貌の類。だが、意志の強そうな眉、隠し切れぬ尊大さが滲む唇、服に隠れる部分の肌にはいくつか傷跡も残るため、飼い猫の愛らしさではなく雌豹の逞しさの持ち主だろう。フォーマルな場ではパンツスタイルのスーツ姿。私服もやはりシンプルかつモノトーンのパンツスタイル、専らオーダーメイドの高級なそれを愛好。足元は主にショートブーツ。探索時には黒いリュックやボストンバッグを愛用、中には対処用ガジェットなどを入れている。
性格 : 天上天下唯我独尊、尚且つ怪異に対する直向きな情熱を燃やす娘。気になったものはとことん調べ推理する。其の心根には熱い正義感が宿り、人命救助をも重視する正道な精神の持ち主。研究対象である収容中の怪異を可愛がる様子も見受けられることから、慈愛や母性らしきものも持たないわけではない。ただし無能な人間に対しては露骨に冷淡。また人に対し、僅かな例外を除いて、自分にとって敵か味方か無害かを瞬時に見抜く眼を持つ。そうした区別により敵と見做した怪異や人間、組織相手には、必要とあらば容赦なく潰しにかかる。身内に対しては比較的寛大、親分肌であり褒美をとらせることもしばしば。要は、味方につけると心強い、敵に回すと恐ろしい。――――そして其れは、生まれついての資質であると同時に、自分自身を守るため磨き続けてきた鎧。後述する幼少期の体験から、他人に弱みを晒すのは自殺行為と捉えており、我知らず気を張って生きている。心の何処かには、信頼できる存在、頼れる存在、自分自身の代わりに自分を守ってくれる存在に飢えた幼い部分が隠れているが、其れは唾棄すべき弱さであるとして、簡単に打ち明けられない。
出自 : 巨大企業を経営する大富豪の一族、ダウエル家の四女。非公式の後妻だった実母亡き後、正妻と彼女の血を引く三人の異母姉たちから虐待を受けていた。その際、彼女たちの悪意により様々なものを奪われた反動故か、「 自分の所有物 」に強い執着心を抱く性質、大切なものほど用心深く手の内に隠す性質を得る。此のため、能力や健康といった自分と不可分なものを除き、大切なもの、例えば気の置けない友人などを極力作らず生きてきた。家族とは基本折り合いが悪く、成人済みの兄姉たちのうち、腹違いの次兄のみ信用。父親には嫌悪其の他の否定的感情を抱くが、彼の経済力なくしては以下のキャリアを詰めなかったと弁える。現在は此のドロドロした家庭事情から遠ざかっており、四女ということもあってか家からの束縛は比較的少ない。しかし時々は催しなどに顔を出さねばならない身の上。
経歴 : 4歳の時分、継母と継姉たちに置き去りにされた際に怪異と遭遇、『 機関 』も偶然関知していない絶体絶命に陥った。しかし生来の機転や分析力、読経を活かし、独力で切り抜ける。其の時の経験から、逆境にあっても生き抜ける己の強さを確信して確固たる自尊心が芽生え、同時に、「 此の世のすべての怪異を己の目で確かめ解き明かしたい 」と志す。以来邁進し、12歳で大学入学、18歳で大学院を修了。其の後『 機関 』の研究室に入り、初任時から重要ポストに配属された異例のエリート。そして最初の一年で、当時の非効率的な研究体制を強引に改革。周囲は感嘆・追従と倦厭・反発の二手にはっきり分かれ、此れを懸念した保守的な上層部の意向により、本来は充分な経験を積ませたうえで出すべき実地調査に、まだ若く経験も乏しいまま「昇進」の名目で放逐された。ところが本人は其の本意を知ったうえで、此れでようやくまともに怪異を研究できると大喜び。本部研究室には既に忠誠を得た同僚が複数潜んでいることもあり、然程痛くも痒くもないご様子。いずれ本部に戻った暁には、数多の実績を武器に〝老害〟たちを一掃する気満々でいる。紛れもなく傑物だが、其の分敵を作りやすいのは確定的に明らか。
生活 : 研究活動の為とあらば、ダウエル家のプライベートジェットの使用や、スイートルームの月単位の契約、土地の買い上げや地元ギャングの買収など、私財と権力の行使に一切の躊躇いがない。護衛にとっては頭の痛くなるような豪遊をして見えよう、しかし「 手札を腐らせて何になる 」と控える気配は皆無である。ちなみに本部の経費は様々な名目で最大限使い込み、必要以上に自腹を切ってはいない様。この他、ダウエル家の契約会社より派遣されるジル専属のハイヤーやメイドがおり、都合によって何時でも好きに呼び寄せられる。
「重犯罪者」について : 最初こそ口先で「駄犬」呼ばわりする一方、其の能力や人物像、特に責任感の部分を早い段階から評価していた。更に、死線を掻い潜る経験を共有するにつれ、駒として以上に大切に思いはじめ、非情な『 機関 』のお上から死守するようにすらなる。一方、大切な存在を作ることは自分の弱みになるとも考え、寄せる感情が大きくなればなるほど自分自身の変化に戸惑い揺れる。時に拙い試し行為に及ぶかもしれない。しかし其の恐怖心も少しずつ、だれかと心を分け合う新たな強さの獲得に向け変化していく。
怪異関連のご提案について : 負担は全くありませんので、是非其の方向でお願いします。怪異の考案なども大変わくわくする部分ですし、相談や依頼など何でもお申し付けください。
1 : アメリカ了解です、此方としても雰囲気をイメージしやすい国なので助かりました。同じく地理や制度、文化などはふんわりと知っている程度ですので、現実にはない地名や風土なども物語に対し都合よく作っていけたらと思います。
2 : 大まかな粗筋の共有、ありがとうございます。此方も恋愛感情については「至ることもあるかもしれない」程度の認識です。甘い色恋というより、双方に抱く大きな感情の一部が其れといえるかもしれない、という感じが現状抱くイメージです。
挙げていただいたどれもが素敵な案で、寧ろ必須イベントではないかとすら思っている次第です。楽しみにしています…!此方からも幾つか。
・護衛の過去、収監に至る出来事に関連する、新たな事件。
・ダウエル家のパーティーという怪異に関係ないプライベートな場に於いても、護衛を護衛として連れていく展開。
・物語が進展し、信頼関係が揺るがぬものになった頃、本部貸与の首輪を気に入らなくなったジルが、「脅迫的な使命からの解放」「自分の独占欲の表れ」という二つの意味を込めて、護衛の首元を一度自由にし、その後自分から似たような形の男物のネックレスを贈る展開。
3 : オマージュ了解いたしました。展開の為融通がきくような扱い方に大賛成です。設定共有もありがとうございます、確り読み込ませていただきました。
『 機関 』関連で、此方からも幾つか提案を。主様の想定を侵害していなければ、ご検討のほど宜しくお願い致します。
・『 機関 』と彼らが対処するについて、例外的にその存在を知る人々がいる。アメリカ国内においては、現行大統領とシークレットサービス、一部のホワイトハウス関係者、CIA長官とその腹心。職を退き関りがなくなれば記憶消去の措置を受ける。
・『 機関 』は表向き、『 ソドム財団 』と名乗る。この名を出せば一般には立ち入り不可となる場所も通される、ご印籠的な効果を持つ。「危険かつ超越的な一群の調査(Survey Of Dangerous Orphic Mass)」を行うから、という由来。『 機関 』の理念は、Seacrh(探索する)、Observe(観察する)、Deal with(対処する)、Overwhelm(制圧する)、Modify(修正する)の5つで、怪異自体の隠語としてソドムと呼ぶこともある。
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