名無しさん 2022-08-02 12:26:43 |
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「待って。…そういうと思って、用意しといて良かった。………ケネス、俺の国は少々実は特殊なんだ。国の存続には、国王と王妃が仲良くして、沢山働かなければならない。でも婚約を解消したときは破滅を呼ぶ…。でもね、破滅を招かない為にはひとつ方法があるんだ。それはね、このナイフで俺の心臓を刺せばいいんだ。魔法も、他の攻撃も通用しない。だから………本当に、俺は君が大切だから。君が俺と婚約解消しても幸せになってほしいから…。一思いにやってくれ。君に最後を看取られるのなら後悔はないよ。」
(そういい、ケネスに手より少し大きい銀製のナイフを渡して。ケネスは泣いていた。なぜ泣いているのだろう。俺の事は嫌いで、憎いし自分が危険にさらされて怖くて堪らないはずなのに。この事が終わったら国に帰るなり、この王の座を貰うなりケネスには好きにできる。だけどやっぱりどうしても涙が流れるが、できるだけケネスに見せないようにして)
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