名無しさん 2022-08-02 12:26:43 |
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「………え……?ケネス、ケネス!そんな…どうしよ………。……………お前がやったのか………。礼節をわきまえない女よ、これは明確なる王に対する反逆行為だ。これが許されると思っているのか?君たちは……万死に値する!」
(幸せだったはずの二人っきりでのダンスは、いらないゴミの性で幕を閉じた。彼女は『それがどうしたというのよ。』っていう表情だ。許せない。あぁ、憎たらしい。胸のなかにいるケネスには、背中に見るにも痛わしい怪我がある。パチパチと魔力が暴れているのがわかる。そして、パキン…と小さな音を立て、時計が壊れ、アルフレットの胸元から落ちる。瞬間、彼女は苦しみだした。『痛い痛いいたいイタイ』と。俺は瞬間、何が起こったか分からなかった。そして悟る。時計が壊れ、力が解放されたと。令嬢は見る目も痛わしい姿になって、『ば……化け物ね。よくも、私に恥を掻かせたわね……。』と余裕をこいていた。今のままではケネスも危ない。ゆっくりとケネスを広間にあるベンチへ横たわらせる。今のほんの数分間の接触で、怪我がなかった事の所まで戻るなんて……そして、使用人たちを呼び出して、彼女御付きの使用人に彼女が起きたら、玉座の間に、と。他の使用人たちにも、大臣の娘を大臣と共に禁固室に入れろ、と命令した。)
「ケネス、起きたらきっと大丈夫だから。俺がケネスを守る。これは俺の性…。起きたら玉座の間で待ってるからね。」
(あまり物に触れないように部屋にある時計の本体を取りにいく。結構力は調節できるようになったけど、時計がやっぱりスペアじゃ効果が弱いか、などと考えちょっと早足に部屋に向かって)
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