名無しさん 2022-08-02 12:26:43 |
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(一体、いくらぐらいたったのだろうか。大臣の娘たちに薬を飲まされ、ケネスが来て………それから………それから?なんだろうか。頭がズキズキして良く思い出せない。倒れてしまったことは間違いなかった。倒れたのはずいぶんしさしぶりだな、と思いつつ、ゆっくりと目を開ける。其処にはケネスがいて、手を握ってくれている。恐らく、起きるまでずっとこうしてくれたのだろう。何だか、申し分無い。あの薬はきっと、強制的に力を解放して少量ずつ力を出し、じょじょに弱める薬だったにちがいない。暴走系じゃなくて一安心だ。また暴走して、ケネスを手にかけたら………ゾッとしてしまう。)
「ごめんね、ケネス。こんな俺の傍に居てくれて。今なら、まだ人が居るんじゃないかな。今からでもパーティを楽しんできてよ。折角のケネスが着た美しい服が台無しになっちゃうよ。」
(嘘だ。本当は一緒にいてほしい。でも、ケネスに苦しんでいるところは見せたくないし、何より、ケネスに俺の性で台無しになっちゃったパーティをちゃんと楽しんでほしいからだ。そういい、窓の方に顔を向けて)
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