『 僕と君の濃霧 』〆

(/了解致しました！
それでは早速刑務所から出所し刑務所前にて主人公と足立が鉢合わせする所から初めて行きたいと思います。ロル数の確認もしたいと思っているのでよろしくお願いします)


……お世話になりました。はい、はい、…ありがとうございます。
(『ゲーム』と称する八十稲羽事件から10年。殺人罪として告訴され実刑に至ったものの事件の特異性からそもそもの刑期が短くなり更に己の性格からか模範囚として収監されていたことから、出所も早かった。自身の出所を不吉なものと天は思っているのかどんよりとした灰色がかる雲が空を覆い、刑務官に更生しろよと声をかけられ黒く塗りつぶされ余白もない目を隠すよう深く頭を下げ上記のように言い。またつまらない世界にほっぽられたとため息を吐けばこれから前科者のとしてどのように生きていこうか、住処と職を見つけねばならぬかと荷物を引っ提げたままその場から離れようとし頭を擡げ振り返ると見知った顔が数歩先に居り。あのクソ田舎にいた頃からちょこまかと僕に着いてきたがここでもかよ、どうせなら堂島さんだったら良かったのに、と小さな声で零してはその姿を無視し歩き出そうとし。)