花と蝶　〆　

……僕の彼女に何か用？(　紺色の生地に金魚の柄の浴衣、淡い紫の帯。髪には彼女とお揃いの花飾りをつけ、準備万端。待ち合わせ場所に着いたところで、彼女を囲む数人の男を発見し。女だと気付かれたら巻き添えを食らうかもしれないと、棘のある普段よりも低い声で男たちに声を掛け。何だよ彼氏持ちかよ、と残念そうに去っていく後ろ姿を見送ってから彼女へと向き直り、手を差し出して　)お待たせ、ゆら。じゃあ行こっか。

寧ろ長くなっちゃった。(　ふふ　)長いのも短いのも好きな方だから、ゆらも好きな長さで返してくれたら嬉しい。やりたいこととか相談ごととか、何かあったら呼んで。(　手ひらひら　)