(足下には既に焼け焦げた何かと成り果てたものが幾つか、それに被さるようにして何かが描かれた跡が見えながら、目の前のものが黒い片翼をはためかせると辺りに黒煙とともに先程のイナゴの焼き残りが覆い被さってくるのを斬り払って。半分ほど出た馬面の口からなにがしかの言語が発せられているが聞く気は一切なく、振るわれるサソリの尾に似ているがやや短いそれを刀で受け止め) させぬよ。異教はそちらだ。