匿名さん 2022-07-13 00:27:16 |
通報 |
…あと一分。遺書、ちゃんと置いてきたっけ。
(ホームの時計を見て時間を確認する。時刻は午前六時二十分、出勤にしては少し早い時間だが、ブラック企業に勤める身としては慣れたものだ。上からの重圧と数々のハラスメントに堪えきれなくなった私は、馴染みのホームから飛んでしまおうと思っていた。妙に落ち着いた心に気味の悪さを感じながら、自分が何時も乗る普通電車のひとつ前に通過する快速電車を待っていて)
結局、何も言えなかったな。こうなる前に伝えておけば良かったのに……意気地無し。
(電車の近づいてくる聞き慣れたメロディーを確かに聞くと、遂にこのときが来たと点字ブロックを一歩跨ぐ。十年以上も想っていた人に告白することも出来なかった自分の根性の無さに呆れながら目を閉じると、そのまま力を抜いて空に足を運ぼうとして)
( / ひとまず最初の展開を投げさせていただきましたが、このような形で良かったでしょうか…?イメージが違う、もしくは始めにくい等あれば変更いたしますので…!)
トピック検索 |