創作者 2022-07-10 14:03:12 |
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(甘酸っぱい赤い木の実――改め木苺。推しに誤った知識を植え付けてしまったのでは?と若干の不安が残るものの、彼がそう言うのなら、これはもう木苺で良いのではないだろうか。奇しくも同じような思考をしつつ彼を見守っていれば、氷魔法を使うという言葉に、ゲーム作中におけるアーサーの得意魔法だったことを思い出す。しかしそれは、これから先の未来のお話。故に魔女としての知見から、今の彼には少し難しいかも…と思っていれば案の定、掛け声とともに放たれた魔法で木の枝ごと凍り付いてしまって。聞いている方が悲しくなるような悲痛な声に、急いで慰めようとアーサーへと視線を向けるも、涙で潤んだ紅玉の威力に言葉を失っては、目に見えておろおろと慌て出して。それからぱちんと指を鳴らし、推しを悲しませている原因を元の状態に戻せば、屈んでアーサーと視線を合わせつつ、おずおずとそんな提案をして)
惜しかったね、アーサー……っ、!?あわ、あわわわわ…………だ、大丈夫!ちゃんと教え……られるか分からないけど。次は、一緒にやってみよう…?
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