匿名さん 2022-06-27 22:58:28 |
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…はよ。また同じクラスだな。
綾菜がいると、あんまり変わり映えしねぇよな。
( 教室につくと、すぐ相手の姿を見つけるも、とりあえず黒板に貼られている自分の座席を確認し、案の定相手の隣の席で。鞄をどさっと机に置くと、朝の挨拶を済ませ、本当は同じクラスで嬉しいにもかかわらず、出てくるのはひねくれた言葉ばかりで。少しドキドキしている心臓を抑えながら椅子に座り、頬杖をついて横の相手を見る。相変わらず自分の目にはこの幼なじみは可愛く映る。しかし、それは自分だけではなくきっと周囲の男の視線からしても自分と同意なのだろう。彼女にデレデレとした視線を向ける男へキッと睨みを効かせると、困ったものだとため息を吐く。うかうかしてたら、他の男にとられてしまいそうだ。なんて思うけれど、中々素直になれず「好き」の一言が出ない。幼なじみという近くて遠い距離が、この気持ちを邪魔しているのだ。HRが始まると新しい担任の話を聞きながら、時折横にいる相手の様子を伺い。)
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