本当に、美しい風景です――…鞍馬様。食事も…部屋も…ありがとうございました。自分は、その……食われるものだと覚悟していたので、この生に先があるとは思いも寄らず… (手を引かれ外へと歩みを進めると、目の前に広がる美しい光景に息を呑む。ふと視線を神へと向けると揺れる薄布の隙間から笑みを湛える口元が瞳に映り、つられるように微かに口元を緩めると握られた手にもう片方の手を添え感謝の意を述べる)