常連さん 2022-06-15 19:15:53 |
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大丈夫か?ほら、手を掴んで
(山道からは外れているため、やはり足場は悪く歩きにくい。それでも狩人としての経験からこういった場所を進むのには慣れているが、王宮で生まれ育った彼女はそうではない。後ろから聞こえていた足音が少しだけ離れたのを感じると、足を止めて振り返って手を差し伸べる。
彼女の手を引きながら、不測の事態がいつ起きても大丈夫なように一定以上の間隔が開かないよう歩調合わせ水音だけを頼りに道なき道を進んでいくと、不意に視界が開ければそこには小川があったのだが、異様な雰囲気を察知して足を止め彼女を手で制する。足元を見れば生き物の骨などが大量に散乱しており、小川の中を巨大な何かが水飛沫を上げながら蠢いているのが見えて)
この辺の動物が少ないのはどうもあいつのせいみたいだね…この一帯の主かもしれないな
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