ふむ。あまり、下の者を困らせぬようにな。 (相槌も短く、透明な壁越しにあちらの部下の姿が見えると然して意味を持たない声を掛けて見送り、擦れ違う際に足元に落ちたメモらしきものを拾う。簡素な紙に何やら書き付けてあるそれに眉を潜めつつも、ひとまずそれは拾い取ったまま自分も特に他に用はなかったので踵を返して自分の部署に戻っていき)