名無しさん 2022-06-02 22:52:14 |
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>キャスター
【日藤莉緒】
…どうぞご自由に。あの許嫁なぞ、如何されようが興味はないので。呪い漬けにするなり、傀儡にするなり、どうぞお好きに。
(許嫁を己に任せてほしい、と笑顔で提案される。後処理が面倒だと思っていたところだ。中々に良い提案だ。全ての責任を許嫁に押し付けたとはいえ、彼の身体から己の魔力が感じ取られては少々…否、かなり分が悪くなる。普通の魔術師の魔力ならば、何とか誤魔化すことが出来るのだろうが、己の魔力は、普通の魔術師と比べるとかなり奇妙なものだ。これまた奇妙な事に、生きているうちに術を掛ければ己の魔力は感知されにくく、術を掛けた者が何らかの理由で亡くなってしまえば己の魔力は感知されやすくなる。それ故に、許嫁の亡骸をどうしようかと考えていたのだ。勿論、呪詛を掛ける時に視野は入れていた。入れていたが、当初の計画が許嫁の両親に壊された。まさか、息子に掛かった呪詛や毒を抑え繋ぎ止めるとは。何しても亡くなってしまうのだから、無意味だと言うのに。あの時は少々驚いてしまった。どうしようかと悩んでいた時に、彼からの提案だ。彼が許嫁をどうするかなぞ己に興味はない。許嫁の回収してくれるのであれば、如何ようにでも。明日か明後日にでも許嫁の入院している病院に連れて行くか、と考えつつ上記を。本音を言えば多少は彼に興味はある。だが、あれこれ聞いたところで答えてもらえるものは少なそうだ。それに未だに知らぬ真名。これは英霊であれば、誰しも弱点となりうるもの。マスターと言えど、あまり知られたくはないのではないか。まぁ、今回己が聞きたいのは彼の事ではない。どの文献を漁っても、出てくるのは妖に関すること。もしかしたら、とも考えたがこの時代に妖などおるまい。それも含めて、己の身体が冷たいのは何かの術が掛けられていると考えたのだが。だが、生まれつきと言うのもある。どちらにせよ、気になるものは気になる。己よりも術に詳しいものに尋ねれば、何か分かるのではないか。そう思い下記を。)
本音を言うと貴方に興味はあります。が、今回は貴方に関することではないので。…昔の術に、身体を冷たくする術とかあります?どの文献を漁っても出ないもので、無いとは思いますが…
>美玖
【イアソン】
じゃあ、仕方がないからお前を護ってやるよ。前線に出るのは嫌だが、マスターを護らないとだからな。…俺、今凄い真面目じゃなかった?
(ふっ、と笑みを浮かべる。魔術師であろうと死は怖いものだろう。己だって、痛いのも苦しいのも嫌だし、死は嫌いだ。それに彼女は魔術師と言えど、一般人に近しい位置にいるのだろうし。望んでいないのに、聖杯戦争に参加する為の条件を満たしてしまったのだ。未知と言うのは恐ろしく、また楽しくもあるものだ。だが、どんなに普通に生を謳歌していても、死は迫るし、誰にだって訪れるものだ。それは彼女も例外ではないだろう。魔術師らしい魔術師であれば、己が身くらい!と吐き捨てていただろうが、未来ある若者を守る為ならば前線に出てやっても良いかもしれない。彼女が生きて、この聖杯戦争を終えられるように、己が尽力してやろうではないか。彼女が喜んでくれるのなら。己は船長で、本来指示する側だが、2度目の生はとある少女を守る為に騎士にでもなってやろうではないか。真剣な表情を浮かべ、彼女の手を取っては己が護ってやると上から述べ。正直、英霊と言うのはマスターを護るのが当たり前なのだろう。己は聖杯なぞどうでも良いが、彼女に聖杯と言う宝を渡してやる。この己が勝利して。にしても、この己が真面目になったのは中々無いのでは?ハッ、と何かに気付いた様に息を呑んでは凄い真面目だったのではと。彼女の願いを聞いて、頷く。だが、彼女は聖杯に願うべきではないと言う。彼女が聖杯を手に入れた時、それは周りの魔術師の負けで英霊も消滅している時だ。勝者なのだから、別に何を願っても良いだろうに。それに彼女の歳頃を考えれば、良い願いだ。彼女の歳頃から欲張ったら、その後の人生はどうなるか。詰まらなくなるし、欲に溺れる。己がそうだったように。ならば、うん。やはり。好きな人と平穏に。これ以上にない願いだ。そう思えば、否定的な彼女に己の本音を伝えて)
…別に何を願っても良いだろ。それに、お前くらいの歳頃なら、それが良いんじゃないか?欲張ったところで、その後の人生つまんないだろし。…お前が聖杯を手にした時、勝者はお前だ。勝者何だから、何してもを許されるだろ!
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