名もなき創生者 2022-06-02 20:47:38 |
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ゲダツ「とことん拘る者も居れば、腹の足しになればそれで良いという者もいる。――全体で言えば大体皆美味しい物を好んではいる筈だがな。へそ!」
彼女(2B)の言う人間の個体差ならぬ個人差の言及に蜘蛛頭の巨漢は頷いて肯定する―また口には出していないが食に関しては更に奇妙な嗜好を持つ人間も数多く存在している事も事実と言えるだろう。
ゲダツ「――む、例えお前たちが絡繰仕掛けの身だとしても流石に其れを差し置いて自分だけ寝床で寝る気は無いぞ!2Bよ、ベッドはお前が使うが良い――おれはそこらで雑魚寝でも別段構わん。」
スプリングフィールド「あら、私とした事が失礼しました。大丈夫ですよ、元々此処は民宿跡地で家財の類は大量にありますしベッドも三つ用意出来ますから――ごめんなさいね御二人さん。ただ…此処へ来る前は休む時は三人でお喋りしながら川の字に並んで横になっていましたから――少し懐かしくなってしまって…」
と珍しく他人にちょっとした自分の要望を意見していたスプリングフィールドこと春田は、そんな何だか日常的な理由を二人に口にする。
尚、2Bの様なアンドロイドと同じく自律人形である春田もスリープモードで活動を停止して発電を行ったり、より短時間で効率的な専用の充電装置に接続してエネルギーを補充したりする事もある。
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