筆者 2022-05-22 20:58:31 |
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( 大学開始が明後日からだと聞くと、了承するかのように相槌を一つ。そして、それと同時に自分が大学生だった頃を思い出す。
文学を学ぶために一度は入学したものの、うまくはやっていけずに2年の半ばで中退した、今では清々するほどどうでもよい話だ。
だが、彼の言う、楽しみである気持ちと緊張している気持ちの狭間のような、あの不思議な感覚は今でも覚えているものだ。そして、それを振り返る度に過去に戻ったような気がする。 )
……地元から離れて通うのだから、無理もない。
初めは緊張するだろうが、キミならすぐ友人もできて楽しい大学生活になるだろう。
( 残りの飲み物を飲み干して、片付けをしてくれている相手の元へとコップを持っていけば、同情はしつつも、そこまで気に病む事でもないと伝えてみる。
基、彼のような明るく活発で優しい性格であれば、数日もすれば友人達に囲まれ、充実した生活を送れる事だろう。そんな姿が今からでも脳裏に浮かび上がってくる。)
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