筆者 2022-05-22 20:58:31 |
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暇な時に、一章くらい読めばいい。
…それに、私だって最初から作家になろうとしてなった訳では無いからな。
( 冗談交じりに言葉を返す相手に、此方もフッと小さく笑みを零すと上記を述べる。また、どことなく尊敬の眼を感じれば、そんなに立派なものではないぞと続けた。
そもそも、作家になれたのも本当に偶然で、運良く文章の才が一角を出してくれていたに過ぎない。小説を書いたのですら偶然で、簡単に言えばただの思い付きだ。
他にやりたいことも無く、他に才能が無かった自分にとって、この本を出さなかったらどうなっていたことが、今となっては考えたくもない。)
食べるとしよう。腹が減った。
( 暫くして、鍋から具材が煮える良い匂いと音がすれば、彼からの問い掛けに頷きつつ返答し、準備をしてくれたことに対して礼を言う。
そして、食器具を用意するぐらいは流石に行うようで、必要な皿なんかを用意すれば運んで行く。 )
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