筆者 2022-05-22 20:58:31 |
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高校を卒業して暫くはフリーターだったからな…。
丁度、キミと同じ19の頃だったかな。
( 台所の入口に背をもたれ腕を組みながらちらりと手にしていた本を覗くと、その頃の自分の姿が脳裏に浮かび上がっては消えていった。
これは、まだ成人もしていない新人の、短編の物語が幾つか入った拙い本で、いつ見てもその出来には羞恥を覚える。しかし、この本がきっかけで出版社に拾ってもらえ、また、別の意味でも意味深い本に変わりはない。
特に、少女が長年抱いた片想いを実らせるという最後の物語は、ベタでありながら1番評判は良かった、だか…)
私は、あまり好きではない。
まぁ最初の作品だし当たり前だが。
とにかく、こんなものを書いているんだと、雰囲気だけでも知っているといいかもな。
( こんな男が繊細な恋愛ものを書いているというのは、未だに出版社や店舗関係者にも驚かれる。意外性を喜んだりする人も多いが、時には、あまりよく思わない者もいる。
自分の仕事や作品はあまり知らせない方が良いかと思っていたが、彼がもし後者であるなら、内容もしっかりと知り、嫌であるなら早々に同居も解消した方が良いと思ったのだ。 )
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