筆者 2022-05-22 20:58:31 |
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( まるで猫のように、こういう時だけは抜群の反射神経でバッタから遠ざかっていると、相手は平然としてそのバッタを除けてしまう。その様子を見て、ふと我に返り、情けない姿を見せてしまったな、と内心焦りつつも、誤魔化すように咳払いをしながら元の位置へと戻ってきた。)
…ん、大丈夫だ。
それに、君が家事を得意なようで良かったよ。
あと、申し訳ないが、私は料理もできないからな…年頃の青年に良い物を食わせてやれないが。
( やはり、少し恥ずかしいのか気まずいのか、表情はさほど変わらずも目を合わせずに上記を続けた。
同居人が家事好きならば、嫌々ながらにやってもらうことも無く、己を咎めることもないだろう。まぁ、そもそも自分で頑張ればいい話だが。
そして、家事つながりで料理についても言及すれば、視界を遮る長い髪を耳にかけながらちらりと視線をやった。
今までは1人きりだったので、出来合いのものや外食でも気にはしていなかったが、学生がいる以上、食に関してはちゃんとしたほうが良いのだろうかと、不器用ながらにも気を使っているらしい。 )
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