筆者 2022-05-22 20:58:31 |
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……、遠慮することはない。
ここは、もう君の家でもあるからな。
( 隣に座っても良いかという質問に、閉じていた目をゆっくりと開けて相手の方に視線を向ける。こういう時、気の利いた事を言うにはどうしたら良いのだろうか。どうにもこうにも、対人や若者への免疫が無さすぎて表情が固くなってしまう。
まぁしかし、相手も自分のような年上に馴れ馴れしくしてもらうのも頂けないだろうと思い、特に気を使うわけでもなく、普段のテンションで返答すれば、そのまま日課のように背を倒し、仰向けになる。
不思議なことに、多少のむず痒さはあるが不快感や違和感といったものは感じることはなく、自分でも驚くほど、隣に座る彼をすんなりと受け入れているようだった。)
…大学、近くだろう?専攻はなんだ。
( 再度瞼を閉じると、そのまま、何となく上記を述べる。
近くに大学があるのは知っているが、普段買い物に行く店と出版社以外、特に寄り道をすることも無いため、住んでいるといってもあまり街の事も大学のことも知らないようだ。 )
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