主 2022-05-14 16:43:39 |
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>>323
>>姜 様
あら。
じゃあ次からは姜が一緒に来てくれる?
( 彼の用心棒として100点満点の回答に、思わずにこりと笑ってわがままを言ってしまう。…否、我儘というよりも彼の立場からすると命令にもなってしまうのだろうか。だがこの1年で彼は鬼怒川組の用心棒という立場に慣れてくれたようで、お嬢としてはなんだか誇らしげな気持ちになる。ふい、と彫刻のような冷たさすら感じる美貌を背けた彼の口から毀れた名前に嗚呼、と思わずくすくすと笑ってしまえばそれと同時に納得してしまう。どうやら酔い潰れて此処に居ない仁彩が彼にこういう店に来たいと頼み込んだのだろう。どうせ二日酔いだろうし明日はしじみのお味噌汁でも作ってあげよう、と機嫌が治ると共に明日の朝食のメニューのひとつが決まれば、彼の言葉にん?とゆるりと首を傾げ。帰るか、と聞かれれば少し悩んだような素振りを見せた後に「 ……もう少しだけ居たいわ。だめ? 」と彼のご機嫌を伺うようにそっと彼を見上げて。 )
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