【オリなり】海に嫌気がさしたので、人間になりました

>>ALL

(水族館。海のいきものも含められた、水の生き物を展示してある場所。海とは近いようで遠い場所。以外と近場にあった水族館に、彼女は行く)

「こんな場所もあったんだな……。」

(水槽に差し込む、LEDの人工的な光は揺れる水に合わせ形を変えて。群れる無数の小魚、隣で悠々と泳ぐ鮫、自然物が形作る環境を模したジオラマの一部となっている淡水魚。ぺたぺたと歩く可愛らしいペンギンの隣にある、大人も楽しい相関図。)

「ﾜｧｱｱﾜｱﾜｱｽｹﾞｪ」

(彼女は元々小さき者だった。海の生き物達は、小さな彼女の視点からはほとんどが恐ろしい大きな猛獣で、大きな大きな人間に成ってからは切り身しか見たことは無く。壁一枚を隔て見た、自分より小さな姿に衝撃を受けるばかりだった。他にも、慣れ親しんだ近海の魚の他にも独自の生態を持っている魚に感嘆の声を漏らしたり、十分この時間を満喫していた)

……そして、本野 宿借はとある一角に立ち止まる。そこには、小さな小さなホンヤドカリの展示が有った。ひっそりと壁の中に、色々な小さき者が集うスペース。水族館に良くあるアレだ。)

「ｷｼｨｨｲｶﾁｶﾁｼｬｶｼｬｶ……？　」

(その水槽を凝視しながら、一定の奇怪な動きを繰り返す。どうにか同種とコミュニケーションを取れないか模索していて、その姿は完全に警備員に通報されそうな変質者である)


(/とりあえずALLを……ヤドカリは結構居ますので良かったら是非絡んで頂ければ……！)