名無しさん 2022-05-05 16:24:15 |
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(……それから志穂ちゃんと別れ、ちょっとしたグループの子たちと話したりしている間も頭の片隅に、彼女の事がちらつく時間を過ごしていた。
あれから、まだ他の誰とも馴染めずにいるのか、私という成功体験を得て上手いことやれたのか…… 不安だし、気になる。 悶々とした思いを抱えながらも、気付けば私の脚は身体を家路へと運んでいて。 )
──恋人がふんふふーん、寒そうにふんふふーん……
(かこっ、かこっ。 靴音と適当な鼻歌と共に小さな居城の前へ……という所で、そのすぐ前にしゃがみこむ人影をみとめる。 ……というか! )
…………えっ、志穂ちゃん? なにしてんのこんなトコで。
(その服装は見覚えがありまくりだ。 今日だけで何度か思い返したそれを忘れる訳もない。
心配のあまり幻覚でも見出したのかと不安になるが、恐る恐ると声をかけて。 )
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