スレ主 2022-04-30 22:17:34 |
通報 |
【遊園地/日向創、結城理】
>アリ、L(Lダミー)、狛枝
(遊園地ではあるが、見返せば遊園地ではないなと思った。何故なら、遊園地なのにやけに寂しい。人も……ましてやスタッフもいないのは異常だ、と日向は思ったのだろう。だが、それを除けばなんの変哲もない、普通の遊園地であり、遊具もしっかりと動きそうだな、と思った。だが、たったひとつ違うものがあれば、霧に包まれてるってところだ。さっきより霧が濃くなったような気もしなくは無いが、気にしたら負けだと思い、あえて目をそらす。)
結城『………………!』
(隣の青年を無視しつつ、MP3プレイヤーを起動させて曲を流す。いつもならMP3プレイヤーからは何時も聞くお気に入りの曲が奏でられる筈だったのに、酷いノイズと………見知らぬ男の声が聞こえる。それはまるで自分を嘲笑うかの如く、さっき口ずさんだ摂理っていうことを馬鹿にしているように思えた。声はそれっきりだったが、ノイズは大きくなるばかりだ。やっぱり、めんどくさいが彼と共に行動するのが得策だろうと考え、MP3プレイヤーを切る)
結城『……結城理。』
日向『………え?』
結城『名前は結城理。別に、理とか、結城と読んでも構わない。ここの様子見をしたい。理由は、急にここを探索したくなった。とかでいい?』
(急に、やる気になったなあと思いつつも、俺は日向創だ、と返すとふーんっと心底興味なさげに呟く。嫌な態度なやつだなと思いつつ、日向はこういう態度のやつに何人か会ったことがあったから別にダメージはそこまで受けなかった。だけど、どこからかひたひた、と歩いてくる人の足音が聞こえた。結城も眉をぴくつかせる。)
日向『…………ッツ!』
(日向は口にできない悲鳴をあげた。なんだあれは、人じゃない。おぞましい怪物が其処にはいた。一方、結城は全く驚いても怖がったりもしていなかった。いっそ、涼しい顔で敵を見つめる。その怪物は蛇の様にくねりながら数体こちらにやってくる。)
結城『怪物、か。まぁいいや、倒そう。』
(怪物を倒そうと思い、ペルソナ召喚用の銃を取り出す刹那、小口径の高速な玉によって、敵がバタバタと屍の様に倒れていく。その屍の上を踏み越えていく少女たちを、結城は見た。まるでロボットの様で、姿は全く一緒ではないが似ていた。効率的かつ、素早く敵を倒す少女たちに感心しつつ日向の方を見る。少し青ざめていることから、こういうことに経験がないのがわかる。結城は彼女たちに声をかけた)
結城『待って。聞きたいことがあるんだ。少しいい?』
(といい、彼女たちを呼ぶ。)
トピック検索 |