スレ主 2022-04-30 22:17:34 |
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【BAR・アシュリー(店内)/ダグラス、ジム、サング(多数)】【よろしくお願いします】≫犬と野獣+ゼロ本体様
>> 日向正宗、ゼロ
ジム「ワォ、今日はハロウィンか何かかい?別に謝る様なことじゃ無いヨ、なんたってこっちも何がなんだか――…何の音?」
ダグラス「…手打ちの打楽器か何かか?」
ライトの点滅で気付いてくれたらしき、短刀を手にした何やら見慣れない服装(洋装で言うなら少しボーイスカウト風にも見える)の何処となく儚さを感じる美少年、と言った様相の彼(日向正宗)の謝罪と感謝に地下鉄職員の方は手を振って気にしないでも大丈夫だと応え、一方の壮年の探偵の方も何かしら言おうとした矢先に不意に聴こえ始める“太鼓の音”
トン トン トン トン トン トン トン トン トン トン トン(単調な手打ち太鼓の音)
和太鼓やドラムの類では無く、アフリカや中米辺りの素朴な手打ちの太鼓の単調な音色、場所や状況が許せばエキゾチックな風情もあるかもしれないがこの異常な状況下では不気味さや不吉さ以外のモノを感じられないだろう。
何処から鳴っているかも分からないが――それに併せるように霧の中から姿を顕すモノの群れ。
腐乱し骨も露出して見え隠れする、所々が欠損し腐肉に蛆の沸かせた(墓場から出てきた動く死体)。
到底生きている様には見えないそんな人影が引き摺る様な足音を立てながら、数体、十数体、数十体…とゆっくりと緩慢にBARの方へ近付きつつある。
ジム「ジーザス!“また”ゾンビかよ!?」
ダグラス「…ヴードゥーの呪いか何かか?まるでどこぞのホラームービーだな。!!…また誰か近付いて来てるのか?」
ジム「マズイぜ、ゾンビ共と鉢合わせになっちまう。――取りあえずキミ(日向正宗)は怪我は無いかい?」
霧の中から射撃音の類らしき音が二度、それから注意深く、しかし確実な足取りで駆ける何物か(ゼロ)、探偵は一応(生存者)だと判断しL字ライトを場所を示す様に点滅させつつレミントンM31を片手にバリケードの外へ出て迎える用意をする。
方向的にあの動く腐乱死体(サング)の群れを突っ切らなければ合流は難しいだろう――それ故援護出来る位置についたのだった。
不気味な太鼓の音色は相変わらず鳴り止まない。
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