スレ主 2022-04-30 22:17:34 |
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【廃病院/巴マミ、バブルヘッドナース×多数、????×1】
>>アーサー&ウェイバー、棗、ジャック・ド・モレ―
火蓋の切られた戦端、先制して英国人な青年(アーサー)の狙い済ました18口径のリボルバーの射撃が、同じく古臭い旧式のリボルバー(コルトSAA)を手にしたナースの手元を撃ち抜いた。濁った血の飛沫を飛ばし、撃たれた異形のナースはリボルバーを床に取り落とす。
ガチャッ
■■■■■…
そうして苦悶する様な…しかし人間離れした唸り声を上げながら懐からメスを取り出して携える。
立て続けの魔術行使――もう一人の青年(ウェイバー)が放つ 一工程(シングルアクション)のルーン魔術(宝石魔術)であるガンド撃ち(その再現的な性質のモノ)が先制して叩き込まれ数体が巻き込まれて打ち抜かれる様に慣性で吹き飛び動かなくなる。
その直後に(アーサー)の声高々な詠唱と共に鈍痛と引き換えに放たれた燃え盛る炎が更に数体のバブルヘッドナースを飲み込んで焼き尽くす。
両者とも魔術(あるいは魔法や異能のその類)の使用に普段以上のリスクが掛かるという点を認識して慎重になっているが魔術そのものの効果自体はそれほど変わって無い様だ。
そんな中で、二人の間近に天井の床抜け(この病院自体がかなり老朽化している為無理もないが)で落っこちてくる何者か、魔女装束と騎士装備の折衷の様な格好の女性(ジャック・ド・モレ―)が一人…
一方、異形の看護婦(バブルヘッドナース)は半数ほど(7体ほど)に数を減らしたが相変わらず凶器を手に緩慢に歩み寄ってくる。アーサーが最初に飛び道具持ちを無力化した為、近寄られなければそれほど脅威では無いだろう。
――
―
一方、自己紹介と挨拶、それから差し出された手を握って握手しようとしたのも束の間、廊下の方で聞こえる銃声とぶつかり合う音、それから崩落音に再びびくりと肩を震わせて、ドアの方を凝視し警戒する少女(マミ)だったが、自然、番傘の女性(棗)を庇う様にして
巴マミ「何かは分からないけれど“何か”が起こってるみたい、棗さん、私の後ろに」
当然相手(棗)が(別の世界)に於ける宇宙屈指の戦闘種族の一人であるというのは知る由も無い――そして彼女(マミ)自身も己が“魔法少女”である事を隠しておくべきかどうか迷っていたが…
この非常時ではそれ処でも無い。
指輪状の魔法細工――彼女たち(魔法少女)の魂(ソウルジェム)の形態の一つ、それをなぞって念じ、何時も通り(変身)を試みる。
眩い黄色の光が一瞬病室内を照らし出すが――
巴マミ「…そんな!?」
“何か”に阻害され急速に(魔力)を消耗する感覚―普段のそれとは比べ物にならない速度で磨り減る自身の(魔力)に驚愕し、ついでにふらりと前後不覚になりかけ姿勢を崩して倒れ掛ける。
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