スレ主 2022-04-30 22:17:34 |
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【BAR・アシュリー(店外~店内)/ダグラス、ジム、サング(多数)、八尺様】
>> 日向正宗、ゼロ
トン トン トン トン トン トン トン トン トン トン トン
――八尺(240cm)の長身の怪異―緩慢に蠢いて霧の中から次々と現れる腐乱死体(サング)の群れに紛れながら、足を止めてこの場で戦う4名をつばの広い帽子越しに人間らしい感情の感じない視線でじっと見遣る。
ぽぽぽぽっぽ ぽ ぽ ぽ ぽ ぽ ぽ
その様子はまるで(贄)を見定めている様にも思えてしまう――(誰にしようか)と
と
BAR正面での戦いの中、不意に降り始める小雨―――こうも霧が立ち込めている中でも、それが普通の雨で無い事がはっきり分かる――
何せその(雨)は…血の様に(真っ赤)なのだ。
ジム「もっ…もうヤダぜ!こ…今度は“キャリー”かよ!」
ダグラス「――“赤い雨”…か」
だが、この(赤い雨)が降り出すと同時に単調な太鼓の音が途絶え現れていた腐乱死体(サング)達が突然動きを止めて棒立ち上体になり――顕われていた謎の大女の怪異(八尺様)もその赤い滴に濡れながらスッと霧で覆われて見通しの利かない空を見上げる…
同時に――高周波で遠方から大きく鳴り響くサイレン。
ジム「…チクショウ!今度は…今度は何なんだよ!」
ダグラス「――おい、全員BARの中へ逃げるぞ、今ならあの連中(サング、八尺様)も動きが止まってる)」
ジム「何でだい?」
ダグラス「勘だ。」
―不意に弾ける様にそう提案する壮年の私立探偵は、提案しながらショットガンを片手にBAR前のバリケードの隙間を広げて中へ入れる様にし始める。疑問は尽きないが地下鉄職員も勢いに飲まれて探偵の後に続く。
―響き渡るサイレンは心なしか徐々に(近付いて)いる様に感じられる。
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