スレ主 2022-04-30 22:17:34 |
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【西部断崖/????】
>ナイト
その視線は、怪獣や人知を超えている様な存在と言うよりも、寧ろ人間の其れに近い。但し其処には感情らしい感情が込められている訳でも無く、――寧ろ監視カメラめいた奇妙な無機質さを感じられるかもしれない。
何より一人二人と言った生易しい数ではない数百、数千――数え切れない様な視線だった。
――
一方で、何かの死骸の傍に落ちていたパンフレット…その内容は
今いる場所かは定かでは無いが、簡単な街の俯瞰図が載っている。
加えて以下の紹介文がついている
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湖をのぞむ静かなリゾートタウン、サイレントヒル。
皆様のこの町への来訪を歓迎します。騒がしく忙しい日々は忘れて、
ゆっくりと休暇をお楽しみください。
落ち着きある素朴な町並み。
自然あふれる山々の景観。
そして早朝、昼間、夕暮れと時間の変化と共に、
幾つもの美しさを見せる湖。
サイレントヒルは、きっと皆様に深い感動と、安らぎを与えることでしょう。
この町での滞在が楽しく充実したものになることを、最高に思い出深いものになることを願っております。
編集者:ロジャー・ウィドマーク
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パンフレットは(サイレントヒル)という街の観光案内兼地図らしい。
此処がその街なのかどうかは定かでは無いが…
【西部廃墟郡/コータ、????×1】
> 2代目
―べそをかきながら霧の中を歩いていると、前方の人影(2代目)に気付く…
大人の人だ、と喜んで助けを求めて駆け寄ろうとするが――自分の後ろの気配―とても厭な気配に引っ張られる様に前に足を踏み出す事が出来ない。
コータ「あ…が…助k」
一度は驚いて踵を返した霧の中の人影(2代目)に震える声で助けを求める。距離としては10メートルと少しぐらいだが…
少年の背後から
ずるずる
ずるずる
と何か重い物を引き摺る音と共に――別の人影が現れる。
人影はまだ霧でハッキリ正体が見えないが――足が止まった少年(コータ)に確実に近付きつつある様だ。
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