スレ主 2022-04-30 22:17:34 |
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【西部断崖/????】
>ナイト
探索に次ぐ探索の結果、四方の幹線道路を寸断する様な形の断崖絶壁まで行き着いて、少なくとも陸路ではマトモな方法での脱出は難しいと言う結論に達した二人組――だった一人の青年(ナイト)
(霧)は時折人を攫う―霧中を歩く事に関するリスクは相応に高いモノだ。
―何時の間にか本人達も気が付かない内に逸れていたりする“神隠し”紛いの事象は、少なくともこの異常な領域に於いては日常茶飯事だと言えるだろう。――姿を消したパートナーの名を叫んで呼び掛ける彼(ナイト)だが―
断崖絶壁である筈の崖の下から――無数の(ナニカ)の視線を感じる事。
それから多少時間は経っているが、元が何なのか分からないほどに損壊された血塗れの肉塊の何かの死骸と、その周囲に転がっている使用済みの大量の空薬莢(拳銃弾のモノらしい)
その近くに多少その血痕で汚れているが何やら観光案内の地図付パンフレットらしきモノが転がっているのに気付くかもしれない。
【西部廃墟郡/コータ、????×2】
>2代目
人の姿は見えないが、ただひたすらに霧が広がっている廃墟の建物が立ち並ぶ西部の廃墟群――その通りの街路灯は完全に消えているモノもあれば中途半端にチカチカと僅かな光を点滅させているモノもある。
ひっくひっくひっく…
コータ「ひっ…く…誰か」
その中を洟を啜り泣きじゃくりながらも酷く怯えた様子でおっかなびっくり足早に進む一人の少年。何処にでもいそうな腕白小僧な容姿の彼は――兎に角誰か助けてくれそうな人がいないかを必死で探していた。
――既に霧の中から得体の知れない何かが既にその後を追いかけ始めているのにも気付く事無く。
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