スレ主 2022-04-30 22:17:34 |
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【商店街(店内)/時槻雪乃】
>山姥切国広<極>、ベンジャミン
(シャッターに滑り込むと、そこは雑貨屋に見えた。軽く辺りを見渡すと、此方を見る男に気付く。妙な格好、日本人には見えない風貌。商店街の雰囲気が日本離れしていた気がしたが、もしかしたら海外に迷い込んだのか、なんて現実離れした発想が浮かび自分で呆れてしまった。ありえない。とにかく、この目の前の男に聞けば分かるかも、そう思ったのだが会計台から彼は此方に警戒の目をして銃を向けてきた。敵だ。心のうちは銃に驚き年相応に怯えたものの、気を張りつめている為顔には一切出さず。反射的にカッターナイフを手首に向け相手を焼こうかと動きかけるも、「せっかく化け物を撒いたのに」という意の彼の言葉に、彼も逃げてきたのなら敵ではないか、と少しだけ安心し。その言葉が本当なら、だが。つい人を信じられない自分の思考に、同行していた筈のお人好しな男(蒼衣)の顔がチラつき、蒼衣を見つけるためにも少しでも情報を得るのがいいか。そう思って自己紹介しようとする前にバンダナの青年が頭を下げてきて驚くも、元来の優しい性格からか青年を詰るようなことはしない。)
仕方ないわ。私があれを焼き殺せられれば良かっただけ。
(悔しそうに下唇を噛みながら、本気で後悔して。……火力がもう少しあれば。何故か炎の強さがいつもより弱かった。)
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