───…お、2年だ。 ( 通り抜ける風こそ心地好いが陽射しの照る窓際の自身の席に腰を落ち着け、グラウンドに視線遣れば2年生を示す色味のジャージ身に着ける生徒達が複数人居り。弄んでいたシャーペンをテキストの上に放り、その中に弟の姿があるか僅かな期待込めてベランダに踏み出し頬杖をつき捜すが、そんな気侭な行動も自習が故に各々自由に過ごす教室内では目立たず )