───…はあ、 ( ぱたぱたと早足で遠のいていく足音にこのまま逃げられて終わりかとその場に項垂れて。この結果を招いたのは誰のせいでもない自分自身であり、今更ながら後悔やら悲観やら溢れ。仄かに漂う彼の残り香を感じつつ、天を仰ぎながら深い溜息溢して。)