ビギナーさん 2022-04-03 22:24:06 |
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>張、神谷、抜刀斎、all
…、
(肝が据わっている娘とはいえ、震えを隠して気丈に振る舞う神谷の様子を感じ取り。心配げな視線に気付くと此方も少し顔を向けてほんの小さく口元を笑ませ「…決闘じゃねぇ限り此方は手を出さねぇし、店は出るから安心しな。…飯、無駄にしちまって申し訳ねぇな。」と彼等の馴染みの店で騒動を起こしてしまった事、約束を守れなかった事に対しては誠実に謝り。手首の火傷痕が残らぬ内に処置して貰うよう此方もやんわりと促して。抜刀斎を思う娘が席を外すタイミングまでは此方も男に視線を向けて黙っていたが、軈て凝り固まったような考えを投げ掛ける男の持論へと溜息を堪える努力を忘れて目を閉じ)
テメェの黴臭い理想論には反吐が出そうだな。…侍や男が女の前を歩くのは…前方からの襲撃に遇っても逃がしてやる為だ。お前が偉そうにする為じゃねぇよ…。
(言葉の引用には此方も愛想無く返し、ましてやそんな思想を掲げる男の優越感を満たすものでもないと眉を潜め。自分もそうだろうと言われると不機嫌なまま散らばる取り皿と箸を端に寄せて片しつつ「…さぁな、人それぞれだ。ただ…そうやって相手を怖がらせたり、自分の権利や意見を押し殺させてまで此方に合わせようとする事だけはさせたくねぇな…。悪人の俺を見守ってくれている者や、周囲に居てくれる者も。俺に付いてきてくれている部下達全員に対してもだ。…張、行くぞ。」と、酒を被せられて濡れた張へと手拭いをゆっくりと放っては己も傍の鞘を持って立ち上がり。店主に詫びと畳や座布団等の弁償を話しに行くのか座敷を降りて)
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